退屈な読書
- 著者:高橋 源一郎
- 出版社:朝日新聞社
- 装丁:単行本(253ページ)
- 発売日:1999-03-00
- ISBN-13:978-4022573759
- 内容紹介:
- 死んでもいい、本のためなら…。すべての本好きに贈る世界でいちばん過激な読書録。
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萩本欽一の勘の良さは定評がある。ぼくは一年後に、彼の予言がいかに的確かに感心していた。
いまは、もっと良くわかる。……。日本のテレビ史上最悪の荒野。笑いの半素人と素人の〈もんじゃ焼き状態〉で収拾がつかなくなっている。頭を使って作り出された台本で笑いを演じているSMAPの番組に人気が集中するのは当然である。一九七〇年までは、この方式が主流だったのだが。
漫才の国から漫才を世にひろめるために生まれてきた男であるが、時代が悪かった。テレビジョンなどという下らないものがはびこっていたからであろう。