書評

『百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす』(小学館)

  • 2020/05/31
百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす / 湯本 豪一
百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす
  • 著者:湯本 豪一
  • 出版社:小学館
  • 装丁:単行本(127ページ)
  • 発売日:2005-11-01
  • ISBN-10:4096070238
  • ISBN-13:978-4096070239
内容紹介:
大徳寺真珠庵に伝わる最古かつ最高峰の百鬼夜行絵巻の全貌があきらかに。真珠庵本の愛すべき妖怪たちが、原寸を上回るサイズで巻頭を飾ります。初公開の狩野宴信作の『百鬼夜行図巻』をはじめとして、これまであまり目に触れる機会がなかった妖怪たちが目白押し。版本、錦絵、絵本から着物の絵柄にいたるまで、広がる百鬼夜行の世界をご紹介。
とても不思議な気がするのだが、日本のオバケの絵は、なんだってこんなにみんな、そろいもそろってカワイイんだろう?

妖怪とか化け物というのはブキミな、おそろしいもののはずだ。暗いところで、いきなり出てきたりして、わあ、タスケテクレーとかいって、逃げだすようなものではないのか?

と、そんなことを言うならそんな気味の悪いものを、わざわざ色つきで絵に描いたりするってのは、どういう了見だろう、ってことになる。

だから、日本人はお化けがキライじゃないんだと思う。好きなんじゃないか? と、少なくとも、こういう絵巻を見ていると思ってしまう。

私はオバケの絵が好きで、だから同じような本を何冊でも買ってしまう。パラパラと見ていると、とってもカワイイので思わず買ってしまうのである。

基本的にオバケというのは変わってて、おもしろいもんなので、たとえば中国の「山海経」という絵入りのオバケ本なども、何冊も持っている。

しかし、日本のオバケの愛嬌(あいきょう)は群を抜いている。世界一ではないだろうか?

なんで日本のオバケがカワイイか研究するのもいいが、ながめてるだけでも楽しい。
百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす / 湯本 豪一
百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす
  • 著者:湯本 豪一
  • 出版社:小学館
  • 装丁:単行本(127ページ)
  • 発売日:2005-11-01
  • ISBN-10:4096070238
  • ISBN-13:978-4096070239
内容紹介:
大徳寺真珠庵に伝わる最古かつ最高峰の百鬼夜行絵巻の全貌があきらかに。真珠庵本の愛すべき妖怪たちが、原寸を上回るサイズで巻頭を飾ります。初公開の狩野宴信作の『百鬼夜行図巻』をはじめとして、これまであまり目に触れる機会がなかった妖怪たちが目白押し。版本、錦絵、絵本から着物の絵柄にいたるまで、広がる百鬼夜行の世界をご紹介。

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朝日新聞 2006年01月29日

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