武田 砂鉄SATETSU TAKEDA
公式サイト: http://www.t-satetsu.com/

1982 年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりフリーライターに。 著書に『紋切型社会』(朝日出版社、2015年、第25回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『芸能人寛容論』(青弓社)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋)、『日本の気配』などがある。〈プロフィール写真撮影:宇佐巴史〉もっと読む


「いったい、この村はなんなのだ」――二〇一三年七月、わずか一二人が暮らす山口県の限界集落で、一晩のうちに五人が殺害される事件が発生。その集落…


控えに甘んじた事実は乗り越えなくてもいいぜひとも検索してほしいのだが、飯川雄大の映像作品に「ネクストファイヤー」という、少年から大人まで、…


納得できないことがたくさん起きている芸能人って特別な存在。それなのに、いえ、別に私は普通、特別じゃありません、なんて言うものだから、それを…


身体の柔軟さには思考の柔軟さも必要自分の写真を見て、あまりの猫背っぷりに呆れる。整骨院に駆け込むと「万病のもとですよ」と深刻な顔をされ、猫…


権力の乱用に対する"遺言"ある国家機密に対し、「『国は守る』、『新聞は攻める』で、この間のバランスが微妙に成り立ってはじめて、民主…


「恥ずかしさ」をひとくくりにできないほとんど見ないフェイスブックを時たま立ち上げると、これまで3回くらいしか会ったことのない中年男性の夕食…


好きにはなれずとも嫌う理由は変わるかもゴキブリについて話していると、時たま「自分は大丈夫だね」と言い張る人がいる。無理している気もするが、…


命の価値定めようとする社会で「殺させられる親」という聞き慣れない響きを、あえてタイトルに刻んだ思いが、読み進めるうちに立ち上がってくる。私…


私のカラダは私のもの 私のことは私が決めるオンナのカラダをどうやってオレのものにするかとマジで考えているオトコというのは意外に多い。ひとま…


「ついで」から次々生まれる営み香港に集ったタンザニア人が住む「チョンキンマンション」に在外研究のために住み込み、そこで出会ったボス「カラマ…


歴史の土台崩す意図的な無理解本書のサブタイトルに「なかったことにしたい人たち」とある。この存在が可視化されたのが、「あいちトリエンナーレ」…


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切り捨てられる時に私たちは何を思うのか「この本を書評します」と編集者に伝えたものの、この絵本は書評しないほうがいい。何の情報も入れず、30ペ…


すぐに答えを求めず 待つこと、聴くこと日々は流転しているので、ある地点や瞬間を書き留める時に、その体はどこかしら無理をしている。目の前で起…


目の前で行われた死の意味を問う安楽死が認められた国で主体的に死を選ぶ人々を訪ね歩いた『安楽死を遂げるまで』の続編は、その本を読んだ多系統萎…


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恋愛が狂気に 固定概念を破壊東京から小豆島に移住し、真っ白いヤギと暮らす日々。マッチングサイトで出会った香川県下の男性Aと八カ月間交際後、A…


命の問題がメディアに消費されてはならない2006年、愛媛県宇和島市の万波(まんなみ)誠医師は、日本初の臓器売買事件に巻き込まれる。腎臓がんなどの…


その土地の歴史をも消す危うさ街を健全なものにするため、不健全と称される場所や人を消すことを急ぐ。来年開催される東京オリンピックに向けて新設…