本村 凌二RYOJI MOTOMURA
公式サイト: http://motomuraryoji.jp/

東京大学名誉教授。博士(文学)。1947年、熊本県生まれ。1973年一橋大学社会学部卒業、1980年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授を経て、2014年4月~2018年3月まで早稲田大学国際教養学部特任教授。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサント…もっと読む


重層する文明への史眼中世以来、ヨーロッパでは「巨人の肩に乗った小人」という言い回しが好まれたという。そこに立てば巨人よりもずっと遠くを見る…


新しいタイプの預言者の出現か預言者らしき人が登場するのは、平穏な時代ではないだろう。なにも内乱や戦争ばかりではなく心の穏やかさが感じられな…


奴隷交易が与えた影響をひもとく江戸幕府の鎖国体制のなかでも、18世紀末にはいち早くロシア船が北海道に来航し、漂流民を護送するとともに通商を求…


一生涯大志を抱いたボヘミアン「青年よ、大志をいだけ」と鼓舞されても、若いころは、気ままで自由なボヘミアン暮らしをしてみたいものではないだろ…


他者をなじませ統合する完璧なフォームでバットを振ったにしても、球から三十センチも離れていたら様にならないだろう。同じように、どんなに筋の通…


人生をふりかえらせる力十代半ばころの団塊世代にとって、ソ連といえば『ドクトル・ジバゴ』だった。詩人パステルナークの小説でノーベル文学賞に選…


ヨーロッパ文明文化の根源を再考半世紀以上も前からフランスを中心にしてヨーロッパで愛読されている漫画『アステリックス』がある。ガリアとよばれ…