ライター。1970年生まれ、東京都出身、慶応大学文学部卒業。出版社勤務を経てライターに。WEB本の雑誌「作家の読書道」、『波』『きらら』『週刊新潮』『anan』『CREA』『SPRiNG』『小説宝石』『ミステリーズ!』『読楽』『小説現代』『小説幻冬』『新刊ニュース』『クロワッサン』などで作家インタビュー、書評、対談企画…もっと読む
- 『黄金の羅針盤(ライラの冒険)』(新潮社)瀧井 朝世
現在、映画化作品が大ヒット中の、ファンタジー小説の金字塔(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2008年)。昨年は英国の児童文学賞、カーネギー…
書評 - 『イニシエーション・ラブ』(文藝春秋)瀧井 朝世
初読で「ええっ!」。再読で「ああっ!」。若い二人の恋愛物語と思ったら、意外な部分でビックリ。著者がミステリー作家なのだから、仕掛けがあると…
書評 - 『日本の10大新宗教』(幻冬舎)瀧井 朝世
新しい宗教というと、カルト教団とのイメージを抱きがちだが、よく見聞きする創価学会や天理教だって、歴史の中ではまだまだ新しい。本書はそれらを…
書評 - 『余命1ヶ月の花嫁』(マガジンハウス)瀧井 朝世
23歳で乳がんと診断された長島千恵さん。父親や恋人、友人に支えられ、治ると信じて手術を受け、SE(システムエンジニア)の資格を取り、再就職も果…
書評 - 『まこという名の不思議顔の猫』(マーブルトロン)瀧井 朝世
扁平(へんぺい)な顔に三白眼、鼻から両ほおにかけてのくっきりした法令線。ユニークな顔の猫、まこの日常を紹介する写真集。般若顔の甘え姿や、目…
書評 - 『ショートソング』(集英社)瀧井 朝世
女性とつきあったことのない美青年大学生・克夫と、遊び人の天才歌人・伊賀。対照的な2人の恋と短歌道が交互に語られる、吉祥寺が舞台の青春小説。携…
書評 - 『床下仙人』(祥伝社)瀧井 朝世
郊外に購入した家から2時間近くかけて通勤、仕事に追われる日々の“おれ”。「この家には何かいる」との妻の訴えも相手にしていなかったが、ある晩、自…
書評 - 『カラフル』(文藝春秋)瀧井 朝世
「おめでとうございます、抽選に当たりました!」。そう言って、死んだはずの“ぼく”の前に現れた優男風の天使。生前にあやまちを犯した“ぼく”は輪廻…
書評 - 『ずらり 料理上手の台所 (クウネルの本)』(マガジンハウス)瀧井 朝世
使い込んだステンレスの鍋、六角形のまな板、塗料のはげたボウル……。実用器具が、こんなにも味わいがあるのか、と思わず見惚れる。小物の収納や生ゴ…
書評 - 『一度も植民地になったことがない日本』(講談社)瀧井 朝世
「日本のマスターズ・カントリー(ご主人様の国)はどこなんですか?」。かつて植民地だった国から来た女性に聞かれ、著者は一瞬、戸惑った。「日本…
書評 - 『モルヒネ』(祥伝社)瀧井 朝世
「うずくまって泣きました」。ピンクの蛍光色で書かれた、シンプルなPOP。昨年の秋、全国の書店で本書にこの札が添えられてから勢いづき、36万部を突…
書評 - 『いけちゃんとぼく』(角川書店(角川グループパブリッシング))瀧井 朝世
しずくを逆さまにした形の、なんとも不思議な生き物“いけちゃん”に見守られ、成長していく“ぼく”。その日常が、大きなコマ割りで描かれる連作集。著…
書評 - 『西の魔女が死んだ』(新潮社)瀧井 朝世
中学校に入ってすぐ、学校が苦痛の場となってしまった少女、まい。両親は彼女を、しばらく田舎に住む英国人の祖母の家でのんびりさせることに。大好…
書評 - 『稽古とプラリネ』(筑摩書房)瀧井 朝世
複雑な事情を抱えてもがく二十五歳の女性を描いた「名前も呼べない」(「変わらざる喜び」改題)で、二〇一五年に第三十一回太宰治賞を受賞した伊藤…
書評