ライター。1970年生まれ、東京都出身、慶応大学文学部卒業。出版社勤務を経てライターに。WEB本の雑誌「作家の読書道」、『波』『きらら』『週刊新潮』『anan』『CREA』『SPRiNG』『小説宝石』『ミステリーズ!』『読楽』『小説現代』『小説幻冬』『新刊ニュース』『クロワッサン』などで作家インタビュー、書評、対談企画…もっと読む
- 『100回泣くこと』(小学館)瀧井 朝世
実家の犬、ブックが死にそうだと連絡を受けた時、彼女は「バイクで帰ってあげなよ」と言った。ブックがエンジン音が大好きだと知っていたからだ。僕…
書評 - 『くまとやまねこ』(河出書房新社)瀧井 朝世
「ある朝、くまは ないていました。なかよしのことりが、しんでしまったのです。」――悄然(しょうぜん)とするくま、静かに横たわる小鳥。本書は絵本…
書評 - 『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見書房)瀧井 朝世
政治家の漢字の誤読をバカにしながらも、内心「実は自分も漢字が苦手」「読み間違えると、こんなにもからかわれてしまうのか!」と慌てた人が多かっ…
書評 - 『ストロベリーナイト』(光文社)瀧井 朝世
ノンキャリアでありながら27歳の若さで警視庁捜査1課の警部補となった姫川玲子。直感と行動力を武器とする彼女が、ひとクセもふたクセもある部下らと…
書評 - 『ニューヨークのとけない魔法』(文藝春秋)瀧井 朝世
帰宅した著者の夫が、うれしそうに話す。バス停で疲れた様子の女性と言葉を交わしたら、後で彼女が声をかけてきた。「You made my day.」(おかげで…
書評 - 『告白』(双葉社)瀧井 朝世
終業式後の教室で担任の女性教師が語り出す。自分の娘を殺した犯人が、この教室の中にいる、と……。彼女のモノローグで進む第1章は、中学1年生が幼女…
書評 - 『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書 なぜ学び、なにを学ぶのか』(講談社)瀧井 朝世
中高生の頃、学校で学ぶことが社会でどう役立つのか疑問だった。でも本書を読むと、そういうことだったのかと腑(ふ)に落ちる。そしてこんな風に学…
書評 - 『氷の華』(幻冬舎)瀧井 朝世
はじめは自費出版だった。それがドラマ化もされ、今や文庫は32万部を突破。これがデビュー作となる著者は刊行当時60歳。本書の背景は中身と同じくド…
書評 - 『フェルメール全点踏破の旅』(集英社)瀧井 朝世
世界中にわずか三十数点しかないといわれると、ぜひ全点見てみたいと思う。それが日本でも人気の17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメールの作…
書評 - 『感じない子どもこころを扱えない大人』(集英社)瀧井 朝世
例えばもし子供に「私、みんなから嫌われているの?」と聞かれたらどう答えるか。「そんなことないよ」と否定すれば心のモヤモヤが霧散するとは限ら…
書評 - 『ブスの瞳が恋されて』(マガジンハウス)瀧井 朝世
笑って、泣いて、励まされた。そしてビックリした。あまりの文章のうまさに。「スポーツカーのスピード感と、ブルドーザーの破壊力をもった文体」と…
書評 - 『からだにおいしい 野菜の便利帳』(高橋書店)瀧井 朝世
野菜ってこんなに“可愛い”ものなのか。本書の写真を眺めていると、そう思えてくる。スーパーで入手しやすい野菜、穀物、海藻など100種類以上を掲載。…
書評 - 『のぼうの城』(小学館)瀧井 朝世
役立たずなのに、人気者。冴(さ)えないのに、問題解決の立役者。戦国時代、現在の埼玉県行田市に、そんな武将がいたという。忍城(おしじょう)の…
書評 - 『失格社員』(新潮社)瀧井 朝世
「汝(なんじ)、殺すなかれ」では“部下殺し”と呼ばれる銀行支店長が、「汝、盗むなかれ」では、後輩の業績を横取りする上司が登場。サラリーマンへ…
書評 - 『知らなかった! 驚いた! 日本全国「県境」の謎』(実業之日本社)瀧井 朝世
福島県にある、たった幅1メートル弱、長さ7・5キロの県域。石川県が、かつて人口が日本一だったという事実。現在も23の都県に存在する県境未定地……。…
書評 - 『おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185』(池田書店)瀧井 朝世
簡単、美味(おい)しい、安い。実際に何品か作ってそれを実感。ホタテと切り干し大根のサラダ、手羽先のピリ辛焼き、たこのガーリックソテー……。ど…
書評 - 『償い』(幻冬舎)瀧井 朝世
「ごめんなさい! 今までこんな面白いミステリを紹介していなくて」「こんなにも悲しくてでも温かいミステリに出会えて本当に良かった」。昨年9月末…
書評 - 『偏愛読書トライアングル』(新潮社)瀧井 朝世
あとがき『波』に連載している「サイン、コサイン、偏愛レビュー」を一冊の本にまとめようという話が出た時、ある我儘を言いました。どうしても二〇…
後書き - 『偏愛読書トライアングル』(新潮社)瀧井 朝世
まえがきこの本は、決してオススメ本を挙げたブックガイドではありません。万人にオススメできるなんて保証はできないけれどもとにかく私は好き、と…
前書き - 『模倣の殺意』(東京創元社)瀧井 朝世
著者没後、予言通りの人気新進作家の男が服毒して死亡、警察は自殺として処理する。しかし故人を知る女性編集者は不審に思い独自に調査を開始。一方…
書評