橋本治

橋本治

東京都杉並区出身。アイスクリーム屋の息子に生まれる。

東大在学中に、「とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている 男東大どこへ行く」というコピーを打った東京大学駒場祭のポスターで注目される。イラストレーターを経て、 1977年の小説『桃尻娘』(第29回小説現代新人賞佳作。受賞作は羽村滋『天保水滸伝のライター』。海庭良和『ペナンロード』、五城弥『影姫抄』が橋本と同じく佳作であった)を振り出しに、文筆業に転じる。該博な知識と独特な文体を駆使して評論家・随筆家として活躍する一方、古典文学の現代語訳・二次創作にもとりくむ。また、編み物にも才能を発揮。製図を作ってから精密に編み込まれたセーターなどが話題を呼び、「男の編み物」を出版するに至った。編み込まれた題材はデビッド・ボウイのアラジン・セイン、山口百恵、浮世絵など。モデルは糸井重里、野坂昭如、早川タケジらがつとめた。

1984年度のフジテレビのイメージキャラクターをおかわりシスターズと共につとめたことがある。

2011年1月5日~2月27日に千葉県立中央図書館にて行われた企画展示「千葉の文化、再はっけん!~『八犬伝』の楽しさ紹介します~」において、『南総里見八犬伝』から生まれた現代の作品として橋本の『ハイスクール八犬伝』5巻、6巻が展示された。

バブル崩壊期に不動産がらみの借金を負い、毎月百万円が返済に消えてゆくと告白した。

2019年1月29日午後3時9分、肺炎のため東京都新宿区の病院で死去。
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