• 2020/01/09

ALL REVIEWS 2019年の書評、年間アクセスランキングTOP100

2019年にALL REVIEWSで公開した書評(解説やまえがきなど含む)の中で、アクセスの多かった書評BEST100をドドンと公開!
誰かの、何かの役に立ってくれるといいなと願っております!

2019年書評ランキング1-20位

1位 『美智子皇后の真実』(幻冬舎) - 著者:工藤 美代子 - 猪瀬 直樹による解説
「『王は潜在的なスケープゴート』、皇太子妃が負った宿命」

2位『もう通勤電車で下痢にならない! すべてのお腹弱い系を救う40の方法』(祥伝社) - 著者:松生 恒夫によるプロローグ
「毎朝、駅のトイレで“ギリギリの闘い”をしないため」

3位『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』(筑摩書房) - 翻訳:植木 朝子 - 俵 万智による解説
「歌を唄っていた人たちの声が聞こえるところまで、私たちを連れていってくれる。言葉の魔法にかかってみたい人におすすめの一冊」

4位『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』(PLANETS/第二次惑星開発委員会) - 著者:落合陽一 - 養老 孟司による書評
「自然言語という枠を外して世界を見たら、どう見えるか。AIがいかに世界を変えていくか、著者は熱を込めてそれを語る」

5位『「うつ」は炎症で起きる』(草思社) - 著者:エドワード・ブルモア 翻訳:藤井 良江 - エドワード・ブルモアによるはじめに
「うつ治療に起きつつある革命。精神医学の世界的権威が説く『最前線』」

6位『ナチス 破壊の経済――1923-1945』(みすず書房) - 著者:アダム・トゥーズ 翻訳:山形 浩生,森本 正史 - 山形 浩生による訳者あとがき
「通俗的なナチス史理解をほぼ根こそぎひっくり返す大著」

7位『3男1女東大理Ⅲ合格! 教えて!佐藤ママ 18歳までに親がやるべきこと』(祥伝社) - 著者:佐藤亮子 - 内容紹介
「我が子を東大へ。夏休みには何をする?」

8位『九十八歳になった私』(講談社) - 著者:橋本 治 - 内田 樹による書評
「『九十八歳になった橋本治』と一緒に眠り、一緒によろよろと歩き、一緒に転び、一緒に『ういろう』を喉に詰まらせ、一緒に回想するしかない」

9位『ペーパームービー』(講談社) - 著者:内田 也哉子 - 高橋 源一郎による書評
「どの部分を読んでいても、いい映画を見ている時みたいな感じがするのが不思議だ、と思うのだった」

10位『告白』(中央公論新社) - 著者:町田 康 - 豊崎 由美による書評
「読売文学賞、谷崎潤一郎賞、泉鏡花賞、野間文芸賞といった有名どころの文学賞を独り占めしたっておかしくない。そのくらいの作品だと思し召せ」

11位『敗戦後論』(筑摩書房) - 著者:加藤 典洋 - 高橋 源一郎による書評
「加藤さんからもらった大事な宿題としていつかちゃんとぼくの答えを出したいと思わずにいられなかったのだ」

12位『ノルウェイの森』(講談社) - 著者:村上 春樹 - 吉本 隆明による書評
「愛が不可能だった青春を回想した物語。愛の不可能が、いずれも精神愛と性器愛のはざまで演じられる」

13位『バレエ・メカニック』(早川書房) - 著者:津原 泰水 - 柳下 毅一郎による解説
「この世界を見つめるもうひとつの視点を提供してくれる、ギブスン直系の華麗なるサイバーパンクSF」

14位『雪の階』(中央公論新社) - 著者:奥泉 光 - 鴻巣 友季子による書評
「神話アーキタイプの現代的展開。最高度に洗練された小説文体のあり方を提示」

15位『幸せではないが、もういい』(同学社) - 著者:ペーター・ハントケ 翻訳:元吉 瑞枝 - 豊崎 由美による書評
「『幸せではない』自分と向き合い、『が、もういい』とうなずく人の姿を、わたしは美しいと思ってしまうのだ」

16位『国境の南、太陽の西』(講談社) - 著者:村上 春樹 - 俵 万智による書評
「ほどほどの屈折と、ほどほどの挫折と、ほどほどの幸福と」

17位『全裸監督 村西とおる伝』(太田出版) - 著者:本橋信宏 - 柳下 毅一郎による書評
「かつてAV界の頂点を極め、そしてすべてを失った男。その破天荒な人生のすべて」

18位『冥途』(岩波書店) - 著者:内田 百けん - 牧 眞司による書評
「ここには象徴や隠喩はない。そうした文芸的読解あるいは夢解釈はしょせん昼間の理屈にすぎず、その彼方にこそ夢の手触りがある」

19位『Pachinko』(Head of Zeus) - 著者:Min Jin Lee - 渡辺 由佳里による書評
「在日パチンコ家族4世代の物語にアメリカ人が共感する理由とは。とても切ない物語だが、読んで良かったと、きっと思うだろう」

20位『愛と幻想のファシズム』(講談社) - 著者:村上 龍 - 吉本 隆明による書評
「小説というよりも大説であり、文学作品というよりも言葉で描いた劇画作品。よくここまで生々しくいかにもありそうな触感を与えながら描ききったものだ」

2019年書評ランキング21-40位

21位『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』(講談社) - 著者:ルシア・ベルリン 翻訳:岸本 佐知子 - 中島 京子による書評
「『人生の見方』を提供してくれる鮮烈な短編集」

22位『三体』(早川書房) - 著者:劉 慈欣 翻訳:大森 望,光吉 さくら,ワン チャイ - 大森 望による解説
「オバマ前大統領も絶賛する現代中国最大の怪物、ついに日本上陸。空前絶後のその小説は、一体何が凄いのか」

23位『ヴェルサイユ宮殿に暮らす—優雅で悲惨な宮廷生活』(白水社) - 著者:ウィリアム・リッチー・ニュートン 翻訳:北浦 春香 - 鹿島 茂による書評
「『ベルサイユのばら』のカウンターとして読まれるべき一冊」

24位『アフターダーク』(講談社) - 著者:村上 春樹 - 豊崎 由美による書評
「えっ? んで? だから何? 読み終えた後もしばらく渦巻く脳内クエスチョン」

25位『冷血』(毎日新聞社) - 著者:高村 薫 - 永江 朗による書評
「犯罪小説のかたちをとった哲学書だ。日本語で書かれ2012年に刊行された書物のなかで最高の作品」

26位『天然知能』(講談社) - 著者:郡司ペギオ幸夫 - 中村 桂子による書評
「人工知能は知覚できたデータだけを問題にするのに対し、『見えないものに興奮するのは、天然知能だけの特権』なのだ」

27位『飛族』(文藝春秋) - 著者:村田 喜代子 - 池内 紀による書評
「目を輝かせて読んだ。そしてこういう作家を同時代にもつことのしあわせを思った」

28位『会社を辞めずに収入を月50万円増やす! 小さく始めて成功させる「自分ビジネス」』(集英社) - 著者:船ヶ山 哲 - 船ヶ山 哲による前書き
「定年後『ただ毎日を繰り返す人生』でOK?」

29位『若松英輔エッセイ集 悲しみの秘義』(ナナロク社) - 著者:若松 英輔 - 俵 万智による書評
「もしあなたが今、このうえなく大切な何かを失って、暗闇のなかにいるとしたら、この本をおすすめしたい」

30位『夢見る帝国図書館』(文藝春秋) - 著者:中島 京子 - 鴻巣 友季子による書評
「明治に誕生した図書館と、江戸時代から続く上野の町と、昭和生まれの女性ふたりの歩みを綴った傑作小説」

31位『たけくらべ』(集英社) - 著者:樋口 一葉 - 俵 万智による解説
「大和ことばの柔らかさが生きている。だまされたと思って、二回読んでみて。きっと、よさがわかるから」

32位『地獄の季節』(岩波書店) - 著者:ランボオ 翻訳:小林 秀雄 - 平野 啓一郎による書評
「予言通り『衰耗をでっち上げ』て、死んでいった。或いは、死なねばならなかった。それが彼の『生きる』ことであった」

33位『夏物語』(文藝春秋) - 著者:川上 未映子 - 鴻巣 友季子による書評
「新しい命の息吹きへの寿(ことほ)ぎはだれに向けられたものなのか?」

34位『星の子』(朝日新聞出版) - 著者:今村夏子 - 鴻巣 友季子による書評
【本屋大賞2018候補作】「篤信と妄信、忠誠と不寛容、愛と狂気の境はどこにあるのか」

35位『百年の孤独』(新潮社) - 著者:ガブリエル・ガルシア=マルケス 翻訳:鼓 直 - 柳原 孝敦による内容紹介
「多くの追随者を産みだした、世界の頂点の小説」

36位 ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』(岩波書店)、カール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』(岩波書店)ほか - 鹿島 茂によるコラム
「歴史書・ベスト50 地球空洞説のような歴史書を!」

37位『ある男』(文藝春秋) - 著者:平野 啓一郎 - 沼野 充義による書評
「いま小説にしかできないことを、平野啓一郎は見事に成し遂げた」

38位『魔の山』(新潮社) - 著者:トーマス・マン 翻訳:高橋 義孝 - 平野 啓一郎による書評
「マンは『いかがわしさ』を誰よりも知悉していた。さもなくば、どうして彼の『市民』という言葉が、滑稽に響かないことがあるだろうか」

39位『脳科学者の母が、認知症になる: 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?』(河出書房新社) - 著者:恩蔵絢子 - 養老 孟司による書評
「脳科学を武器として母親の認知症に向き合う。この戦いには勝ち負けはない」

40位『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』(朝日新聞出版) - 著者:橋本 治 - 養老 孟司による書評
「団塊の世代を代表する作家が、時代の社会の変化を「父権制の崩壊」という面から論じる」

2019年書評ランキング41-60位

41位『サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃』(飛鳥新社) - 著者:ヴァイバー・クリガン=リード 翻訳:水谷 淳, 鍛原 多惠子 - 養老 孟司による書評
「『脳化社会』はひたすら進む。次の段階は明らかである。遺伝子系を変えてしまえばいいではないか」

42位『コンビニ人間』(文藝春秋) - 著者:村田 沙耶香 - 鴻巣 友季子による書評
【第155回(2016年上半期)芥川賞】「『ふつう教』をぐつぐつ鍋で煮るために世に送りだされたのだ、村田沙耶香は。今後も、ラディカルに常識を覆してほしい」

43位『子どもには聞かせられない動物のひみつ』(青土社) - 著者:ルーシー・クック 翻訳:小林 玲子 - ルーシー・クックによる序文
「乱倫なパンダ、売春するペンギン、トイレで婚活するナマケモノ」

44位『日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史』(毎日新聞出版) - 著者:孫崎 享 - 孫崎 享による前書き
「『えっ、そんな国だったの?』孫崎享・元外務省情報局長が分析する『日本の正体』」

45位『抽象の力』(亜紀書房) - 著者:岡崎 乾二郎 - 斎藤 環による書評
「深層構造に想定し美術史を読み直す。美術史を再定義・再記述するかのようなインパクト」

46位『社会学史』(講談社) - 著者:大澤 真幸 - 橋爪 大三郎による書評
「知の山脈の全貌を明らかにする本格的で正統な社会学史の登場。これから社会学を学びたいのなら、誰もがまず手元に置くべき」

47位『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房) - 著者:チョ・ナムジュ 翻訳:斎藤真理子 - 鴻巣 友季子による書評
「フェミニズム小説としては韓国では異例の大ヒット。社会現象を生みだした話題の書」

48位『翻訳 訳すことのストラテジー』(白水社) - 著者:マシュー・レイノルズ 翻訳:秋草 俊一郎 - 鴻巣 友季子による書評
「翻訳ってなんだろう?臆するなかれ。若き読者よ、ページをひらきましょう!」

49位『細雪』(新潮社) - 著者:谷崎 潤一郎 - 平野 啓一郎による書評
「『一種のヴァンパイア』的な放恣さ。四姉妹の中では、やはり妙子が一番のお気に入りである」

50位『ナガサキ』(みすず書房) - 著者:スーザン・サザード 翻訳:宇治川 康江 - 繁沢 敦子による書評
「核大国アメリカで、原爆投下から70年を経て生まれた奇跡」

51位『献灯使』(講談社) - 著者:多和田 葉子 - 町田 康による書評
【第69回(2018年)全米図書賞・翻訳書部門】「大規模な原子力災害が起きた後の日本国、言葉の"設定"を離れ自由に暴れ回る快楽」

52位『聖なるズー』(集英社) - 著者:濱野 ちひろ - 集英社 学芸部による自著解説
「動物との性愛。禁忌の先に、何がある?選考委員驚愕の第17回開高健ノンフィクション賞受賞作!」

53位『性欲の研究: エロティック・アジア』(平凡社) - 著者:井上章一 - 磯田 道史による書評
「性欲を考えに入れない歴史文化研究は土台のない建築に等しい。本書はその土台を与える希有(けう)な書だ」

54位『知性は死なない 平成の鬱をこえて』(文藝春秋) - 著者:與那覇 潤 - 斎藤 環による書評
「絶望の淵をさまよいながら、新しい言葉を携えて“生還”した著者の姿こそが「知性は死なない」ことへの意志と希望をみごとに体現している」

55位『亡き人へのレクイエム』(みすず書房) - 著者:池内 紀 - 原 武史による書評
「28人の死者に対する『ペンによる肖像画の試み』。生死を超えた境地へと著者は達している」

56位『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短篇29』(新潮社) - 編集:ジェイ・ルービン - 沼野 充義による書評
「『福袋』のような予期せぬ発見を楽しむ近現代日本小説選集」

57位 カズオ・イシグロの「信頼できない語り手」とは - 渡辺 由佳里によるコラム
「社会的、政治的な選択ではなく正統派の作家イシグロがノーベル文学賞を受賞したことには、大きな意味がある」

58位『生きづらさについて考える』(毎日新聞出版) - 著者:内田 樹 - 内田 樹による内容紹介
「時代がどうあれ 生き延びてゆくためのウチダ流哲学」

59位『クラッシュ』(東京創元社) - 著者:J.G. バラード 翻訳:柳下 毅一郎 - 豊崎 由美による書評
「“世界最初のテクノロジーに基づくポルノグラフィー”“セックスとテクノロジーの悪夢のような婚姻”を描いた小説」

60位『長篠合戦と武田勝頼 (敗者の日本史)』(吉川弘文館) - 著者:平山 優 - 磯田 道史による書評
「戦国画期の通説をくつがえす歴史家の挑戦。著者の誠実な勇敢さに拍手したい」

2019年書評ランキング61-80位

61位 養老 孟司が選ぶ「2018 この3冊」|鈴木大介『脳は回復する』(新潮社)、新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)、南直哉『超越と実存』(新潮社)

62位『女性の品格』(PHP研究所) - 著者:坂東 眞理子 - 豊崎 由美による書評
「“持てる者”の能天気な理想論に苦笑するほかありません」

63位『服従』(河出書房新社) - 著者:ミシェル・ウエルベック 翻訳:大塚 桃 - 柳下 毅一郎による書評
「神なき現代において精神的に満たされぬインテリは何によって救われるのか?」

64位『静寂と沈黙の歴史』(藤原書店) - 著者:アラン・コルバン 翻訳:小倉 孝誠,中川 真知子 - 本村 凌二による書評
「一見すれば何の痕跡もない「静寂」と「沈黙」の歴史について探究」

65位『村上春樹は、むずかしい』(岩波書店) - 著者:加藤 典洋 - 橋爪 大三郎による書評
「本格的な村上春樹評論。私が作者本人なら生きた心地もしない」

66位 大平光代『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)、武田麻弓『ファイト!』(幻冬舎)、マーシャ,ダーシャ『マーシャとダーシャ』(講談社) - 岸本 葉子による読書日記
「人生をあきらめないための三冊」

67位『TRICK トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』(ころから株式会社) - 著者:加藤直樹 - 武田 砂鉄による書評
「『朝鮮人虐殺否定』は『認識の誤り』ではなく、意図的に仕向けられた『トリック』」

68位『死を生きた人びと』(みすず書房) - 著者:小堀 鷗一郎 - 池内 紀による書評
「欧米ではとっくに実現している、やすらかに「死なせる医療」。42の事例を通して、この医師の終末医療に対する考えが見てとれる」

69位『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社) - 著者:村上 春樹 - 豊崎 由美による書評
「素直で直截な表現のひとつひとつが、だからこそ真っ直ぐ人間の普遍的な感情を表わす」

70位『シンセミア』(講談社) - 著者:阿部 和重 - 豊崎 由美による書評
【第15回(2004年)伊藤整文学賞】【第58回(2004年)毎日出版文化賞】「で、問題作はいつだって面白いんである」

71位『献灯使』(講談社) - 著者:多和田 葉子 - 鴻巣 友季子による書評
【第69回(2018年)全米図書賞・翻訳書部門】「読むうちに顔は涙でぐちゃぐちゃに。恐怖と笑いの『反・反ユートピア』小説」

72位『雪沼とその周辺』(新潮社) - 著者:堀江 敏幸 - 豊崎 由美による書評
「物語は遠くから波のように寄せ返してきて、読み手の気持ちを丸ごとさらっていく」

73位『わたしが看護師だったころ 命の声に耳を傾けた20年』(早川書房) - 著者:クリスティー・ワトスン 翻訳:田中 文 - 早川書房による後書き
「現代のナイチンゲールたちへ捧げる、元看護師の心震えるエピソード」

74位 歴史に残る名書評名時評 その1 永井荷風×谷崎潤一郎 - 鹿島 茂によるコラム
「作家が作家を生むという典型的な(文学史に残るような)事例」

75位『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス) - 著者:スズキ ナオ - 武田 砂鉄による書評
「宇宙に行かなくたって十分面白く生きられる」

76位『星の子』(朝日新聞出版) - 著者:今村夏子 - 平松 洋子による書評
【本屋大賞2018候補作】「愛し、信じ合っていても、べつのものを見ているのかもしれないという戦慄」

77位『レンマ学』(講談社) - 著者:中沢 新一 - 中村 桂子による書評
「生きものである人間を知る学問。二十一世紀の科学へ刺激的な提言」

78位『どうせカラダが目当てでしょ』(河出書房新社) - 著者:王谷晶 - 武田 砂鉄による書評
「『社会から女とみなされることのめんどくささ』について」

79位『こころは内臓である スキゾフレニアを腑分けする』(講談社) - 著者:計見 一雄 - 養老 孟司による書評
「生涯をかけてスキゾフレニアつまり統合失調症の治療してきた著者がこの病気の本態を語り尽くす」

80位『「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学』(講談社) - 著者:マルクス・ガブリエル 翻訳:姫田 多佳子 - 養老 孟司による書評
「人間の『意識』や『自己』を問う明るい哲学」

2019年書評ランキング81-100位

81位『紙葉の家』(ソニーマガジンズ) - 著者:マーク・Z. ダニエレブスキー 翻訳:嶋田洋一 - 豊崎 由美による書評
「現代アメリカ文学の最先端にして最高峰。とり憑かれたように、この本について考えるのをやめることができない」

82位『なぜオフィスでラブなのか』(堀之内出版) - 著者:西口 想 - 武田 砂鉄による書評
「オフィスラブという究極の『公私混同』はどう描かれてきたか」

83位『余命1ヶ月の花嫁』(マガジンハウス) - 著者:TBS「イブニング5」- 瀧井 朝世による書評
「23歳で乳がんと診断、大反響を呼んだ実話の書籍化。若い読者から前向きな声が多いのは、千恵さんの思いがちゃんと届いているという証しだろう」

84位『2001:キューブリック、クラーク』(早川書房) - 著者:マイケル・ベンソン 翻訳:中村 融,内田 昌之,小野田 和子 - 監修者・添野知生氏あとがき
「二人の天才は、いかにして伝説的傑作『2001年宇宙の旅』を作り上げたか?」

85位『新版 においの歴史―嗅覚と社会的想像力』(藤原書店) - 著者:アラン・コルバン 翻訳:山田 登世子,鹿島 茂 - 鹿島 茂による書評
「『体臭を隠すために香水が普及した』という俗論を信じている人にぜひ一読することをお勧めしたい」

86位『行く先はいつも名著が教えてくれる』(日本実業出版社) - 著者:秋満 吉彦によるまえがき
「NHK『100分de名著』のプロデューサーが、繰り返し読んできた名著を紹介しながら問い直す読書・人生論」

87位『大読書日記』(青土社) - 著者:鹿島茂 - 鹿島 茂による前書き
「理由は聞くな、本を読め」

88位『なぜ古典を読むのか』(みすず書房) - 著者:イタロ・カルヴィーノ 翻訳:須賀 敦子 - 堀江 敏幸による書評
「明るさと節度を保った彼の言葉は、だからこそ信用に値する」

89位『同性愛と生存の美学』(哲学書房) - 著者:ミシェル・フーコー 翻訳:増田 一夫 - 吉本 隆明による書評
「同性愛という問題の数々の展開が向かうのは、友情という問題」

90位『「お菓子中毒」を抜け出す方法~あの超加工食品があなたを蝕む~』(祥伝社) - 著者:白澤 卓二によるまえがき+あとがき
「お菓子好きなあなた、それ、依存症かもしれません」

91位『源氏供養』(中央公論社) - 著者:橋本 治 - 俵 万智による書評
「『窯変源氏物語』が生まれる過程で、橋本治が発見し、確信したさまざまな『源氏物語』」

92位『小林一三 - 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター』(中央公論新社) - 著者:鹿島 茂による序文
「宝塚、阪急、東宝の創業者・小林一三にいま注目すべき理由」

93位『ポンコツ武将列伝』(柏書房) - 著者:長谷川 ヨシテル - 本郷 和人による書評
「優秀でも剣豪でもないが家臣たちは見捨てない『ポンコツ』武将を集めて紹介」

94位『指揮者は何を考えているか:解釈、テクニック、舞台裏の闘い』(白水社) - 著者:ジョン・マウチェリ 翻訳:松村 哲哉 - ジョン・マウチェリによる前書き
「世界的な音楽家よりもアマチュアが評価される? 「指揮」をめぐるミステリーを解明」

96位『百本杭の首無死体: 泉斜汀幕末探偵奇譚集』(幻戯書房) - 著者:泉 斜汀 - 池内 紀による書評
「幻想小説の大家となった兄・泉鏡花の陰で、世相に長けた捕物帳を書いた鬼才」

97位『雪の階』(中央公論新社) - 著者:奥泉 光 - 原 武史による書評
「二・二六事件、異端の新興宗教、女性霊能者、神器…芥川賞作家による壮大な歴史ミステリー」

98位『レス』(早川書房) - 著者:アンドリュー・ショーン・グリア 翻訳:上岡 伸雄 - 鴻巣 友季子による書評
【2018年度ピュリッツァー賞】「快挙、快作、快訳と、三拍子そろった名著」

99位『大衆の反逆』(白水社@hakusuisha) - 著者:ホセ・オルテガ・イ・ガセット 翻訳:桑名 一博 - 久野収による解説
「『100分de名著』で話題。大衆社会の実相をするどく分析した不朽の名著」

100位『昼の家、夜の家』(白水社) - 著者:オルガ・トカルチュク 翻訳:小椋 彩 - 沼野 充義による書評
【2019年ノーベル文学賞】「欧米の現代文学とは明らかに一線を画す、独自の世界感覚と文体意識に裏打ちされた傑作」
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