1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》、《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞S…もっと読む
- 『ゼンデギ』(早川書房)大森 望
仮想人格の可能性先週、“死”と向き合う現代SFの名作として、長谷敏司『あなたのための物語』とウィリス『航路』の2冊を紹介したが、このテーマだと…
書評 - 『航路』(早川書房)大森 望
臨死体験の真実きのう紹介した長谷敏司『あなたのための物語』と同じく、“死”をテーマにした現代SFと言えば、コニー・ウィリス『航路』上下(ハヤカ…
書評 - 『あなたのための物語』(早川書房)大森 望
人工知能の教育この5月に日本公開されたニール・ブロムカンプ監督の最新作「チャッピー」は、ロボットの教育がテーマ(ALL REVIEWS事務局注:本書評…
書評 - 『グラン・ヴァカンス―廃園の天使』(早川書房)大森 望
人工知能の幻想美いつかAI(人工知能)が人類の知性を超える可能性は、SFの中だけじゃなく、現実世界でもわりあい真剣に検討されていて、“2045年問…
書評 - 『ニューロマンサー』(早川書房)大森 望
人間を超える機械シュワルツェネッガーが久々にT-800を演じるシリーズ第5作「ターミネーター:新起動/ジェニシス」が、今週末、いよいよ日本公開…
書評 - 『vN』(早川書房)大森 望
越境するロボット先週は、星新一「ボッコちゃん」に始まって、日本が誇るロボットSFの名作をいくつか紹介しましたが、もちろん海外でも、アイザック…
書評 - 『アイの物語』(KADOKAWA/角川書店)大森 望
ヒトと機械の未来日本は世界に冠たるロボットSF大国なんですが、主力は小説じゃなくてアニメ。「マジンガーZ」の昔から、「機動戦士ガンダム」「新…
書評 - 『ヨハネスブルグの天使たち』(早川書房)大森 望
ロボットの歌姫星新一「ボッコちゃん」、椎名誠『アド・バード』と、ロボットSFの変遷を見てきたわけですが、じゃあ、いまの日本SFにおけるロボット…
書評 - 『アド・バード』(集英社)大森 望
アンドロイドの哀しみきのう紹介した星新一「ボッコちゃん」の主役ロボットのように、プログラムされた動作をくりかえす接客アンドロイド(人間型ロ…
書評 - 『ボッコちゃん』(新潮社)大森 望
神技ショートショート生まれて初めて読んだSFは、もうほとんど忘れられている旧ソ連の作家アレクサンドル・ベリャーエフのジュブナイル(児童もの)…
書評 - 『百億の昼と千億の夜』(早川書房)大森 望
寄せてはかえし小松左京『果しなき流れの果に』が来たら、次は自動的に光瀬龍『百億の昼と千億の夜』--というのが昭和のSFファンの常識というか、…
書評 - 『果しなき流れの果に』(角川春樹事務所)大森 望
日本SFの頂点大風呂敷を広げるSFは日本にもたくさんある。その代表が、国内SF長編オールタイムベスト1位の常連、小松左京『果しなき流れの果に』。1…
書評 - 『万物理論』(東京創元社)大森 望
宇宙の究極の理論昨日はロバート・チャールズ・ウィルスンの大風呂敷SF『時間封鎖』を紹介したが、夜空から星が消える導入には、実はたいへん有名な…
書評 - 『時間封鎖』(東京創元社)大森 望
大風呂敷の醍醐味SFの魅力のひとつは、いくらでも大風呂敷を広げられること。会社? 国家? 小さい小さい。せめて地球とか人類とか、そのくらいのス…
書評 - 『時の地図』(早川書房)大森 望
時間旅行詐欺?時間旅行にも、まだまだ新機軸がある。今日紹介するのは、1968年生まれのスペインの新星、フェリクス・J・パルマが2008年に発表した…
書評 - 『およね平吉時穴道行』(角川グループパブリッシング)大森 望
タイムトンネルの向こうこの5月(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2015年)、集英社の創業90周年記念事業として、《冒険の森へ》と題する全20…
書評 - 『クロノス・ジョウンターの伝説』(徳間書店)大森 望
時間SFにはロマンスがよく似合う。だからこそ、前に紹介した「たんぽぽ娘」や「愛の手紙」のような小説がたくさん書かれているわけですが、日本にも…
書評 - 『アルジャーノンに花束を』(早川書房)大森 望
胸に沁みる名作山下智久主演の金曜ドラマ『アルジャーノンに花束を』も、いよいよ今日で最終回(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2015年6月)…
書評 - 『火星の人』(早川書房)大森 望
火星SF新時代1961年生まれの大森は、アポロ11号の月着陸を小学校のテレビで観た世代。その翌年には大阪万博が開かれて、宇宙と未来にどっぷり浸かる…
書評 - 『火星年代記』(早川書房)大森 望
幻想火星SFきのう紹介したアンディ・ウィアー『火星の人』はリアル系火星SFの最新型ですが、その対極に、幻想系の火星SFがある。心の中のフロンティ…
書評