1973年生まれ。編集者・コラムニスト。コンピュータ雑誌記者を経て、フリーに。メディア論、都市論、書評の分野などで活動。主な著書は『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)、『東京どこに住む』(朝日新書)、『東京β』(筑摩書房)など。TOKYO FM『速水健朗のクロノス・フライデー』でパーソナリティをつとめている。もっと読む
- 『「移動」の未来』(日経BP)速水 健朗
交通テクノロジーの変化による未来の社会を、鋭く読み解くノンフィクションこの50年、インターネットを別にすれば、人の生活に大きな変化は訪れなか…
書評 - 『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々』(朝日新聞出版)速水 健朗
'80年代歌謡曲は、なぜ今も愛されるのか?売野雅勇の半生からひもとく作詞家・売野雅勇がデビューしたのは1981年のこと。中森明菜「少女A」、…
書評 - 『アガサ・クリスティーの大英帝国: 名作ミステリと「観光」の時代』(筑摩書房)速水 健朗
観光とミステリから見えてくる中産階級の二〇世紀テレビの二時間ミステリが好きだ。なぜかいつも観光地で殺人が起こり、時刻表を巡るトリックがあり…
書評 - 『三毛猫ホームズの夢紀行』(光文社)速水 健朗
34年の歴史、社会を反映第一作『三毛猫ホームズの推理』の刊行が1978年。今作は、それから34年(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2012年)を…
書評 - 『「有名人になる」ということ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)速水 健朗
自らの品質管理の成果「カツマー現象ってあったよね」の世間の声に先手を打った著者が、自らの経験を踏まえて有名人とは何か、どうしたらなれるかの…
書評 - 『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(講談社)速水 健朗
所得だけで裕福にはなれぬいまどきの就職活動生が恐れているのは、安い給料で長時間労働を強いる“ブラック企業”だ。なのでNPO就職や自由に働くノマ…
書評 - 『大富豪アニキの教え』(ダイヤモンド社)速水 健朗
昭和の共同体的な成功哲学「ごく普通のダメサラリーマン」の主人公は、大富豪の日本人「兄貴」に会いに、彼の住むバリ島に出かける。本書は“もしド…
書評 - 『上昇思考 幸せを感じるために大切なこと』(角川書店(角川グループパブリッシング))速水 健朗
強さの源は自己評価の高さインテルミラノのサッカー選手、長友佑都の良さとは何か(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2012年)。イタリアのパ…
書評 - 『新東京いい店やれる店』(小学館)速水 健朗
旧版と比較、浮かぶ都市論本書は1994年にベストセラーとなった“女性を口説く”という下心に即したレストラン案内の現代版。旧版と新版を並べ、経済や…
書評 - 『督促OL 修行日記』(文藝春秋)速水 健朗
過酷な職場のサバイバル術この世には、誰にも感謝されない仕事がたくさんある。本書の著者は、感謝どころか日常的に罵声を浴びせられるコールセンタ…
書評 - 『池上彰の政治の学校』(朝日新聞出版)速水 健朗
「変えたい」からの脱却を説明上手として人気を集める池上彰だが、彼の解説のどこが人と違っているのだろうか。著者は、前回参院選の番組で公明党と…
書評 - 『よりぬきサザエさん』(朝日新聞出版)速水 健朗
家事風景が映す時代の流れ復刊された『よりぬきサザエさん』シリーズがヒット中だ。長い間絶版だったのは、元々の版元が廃業していたから。その出版…
書評 - 『何者』(新潮社)速水 健朗
読者も一緒に落とし穴へ話題の平成生まれの作家の手による直木賞受賞作だ。本小説のモチーフは、大学生たちの就職活動である。海外でボランティアに…
書評 - 『スタンフォードの自分を変える教室』(大和書房)速水 健朗
「意志力」引き出す訓練法誰しも自分の決めたことを貫けなかったり、物事を先延ばしにしたりという意志の弱さと闘いながら生きている。自分に厳しい…
書評 - 『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)速水 健朗
料理本のトレンド 時代に適応、常にヒット作情報はネットという時代だが、料理レシピ本からは、常にヒットが生まれてくる。『一汁一菜でよいという…
書評 - 『復刻版 週刊少年ジャンプ パック 1』(集英社)速水 健朗
少年ジャンプ、半世紀 キャラ進化、人気引っ張る『週刊少年ジャンプ』が来年で創刊50周年。大規模な広告キャンペーンが話題を呼び、創刊号と最大部…
書評 - 『もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)速水 健朗
ネット発のヒット作 面白さに気づくのは書店員インフルエンサー。SNSで影響力を持つ素人がヒット商品を生む時代。本屋に並ぶベストセラーにもネット…
書評 - 『十角館の殺人』(講談社)速水 健朗
新本格ミステリ30年 エンタメ全般の礎に「新本格ミステリ」の誕生から30年(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2017年)。端緒となった綾辻行人…
書評 - 『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)速水 健朗
「ぐっすり」で、やる気向上書名から不眠症の人向けにも見えるが、本書はやる気向上を目的とした一種の自己啓発書。一般に自己啓発書は効果が続かな…
書評 - 『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)速水 健朗
オバマ演説に通じる技法たった二つのことしか書かれていない本である。だが、学べることはとても多い。著者は国際的な広告の賞を受賞し、Jポップの…
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