中村 桂子KEIKO NAKAMURA
公式サイト: http://www.brh.co.jp/about/message/
患者の上に立たない医療北海道浦河町に「浦河ひがし町診療所」が開かれたのは二〇一四年のことだ。精神障害やアルコール依存症などの人のための小さ…
[isbn:4865782516]農業は自然と向き合っているか一見無関係に見える二冊をたまたま同時に読み、現代文明がもつ自然との向き合い方を考えた。切り口…
ひとりひとりに与えられた空間包みから2センチほどの厚さの純白の本が出てきた。右端に小さく銀色に光る文字が置かれている。新型コロナウイルスの…
豊かな「愚」を生きる意識体「賢治作品を読むことで、現代を生きる人々が忘れていることをいかに再発見できるか」という言葉で始まる本を読まないわ…
農業への危機感と希望と「タネの話をするから聞いてほしい――。」「そうと聞いて大喜びで前のめり気味に話を聞きたがる人は、日本中探してもほとんど…
二十一世紀の科学へ刺激的な提言正直、まず「レンマ」って何というところから始まった。読み進むうちに、『華厳経』と関係があるとわかってくる。こ…
私たちにも起こりうる盛衰の物語夏休みの定番恐竜である。近年恐竜研究は急速に進み、一昔前の怪獣と並べて語っていた時代とは異なり、進化の歴史の…
「文法装置」に注目し脳内を探る言葉ほどふしぎなものはなく、人間を知るには言葉を知らなければならないと言ってもよいように思うが、多様な言語の…
ここにある学びの原点東京にある筑波大学附属視覚特別支援学校の生物教室での授業が始まろうとしている。担当の武井洋子先生が、「今日から骨を使い…
身体なくして心始まらず著者は、感情や意識など、人間とは何かを知るうえで重要なテーマを考え続けている神経科学者、神経科医である。人間に注目す…
外部を招き入れて理解を実現著者の名前を見ただけで難しかろうと敬遠するのが無難とわかっていながら今回はあえて取り上げる。「天然知能」という言…
考えるべき気候変動のリスク四〇度近い猛暑がやっと終ったと思ったら、大きな台風で近くの公園の大木が倒れるなど、なんだか最近の気候は荒々しい。…
答えは「私たちの足元」にある人工知能、仮想現実、ロボットなど新技術での未来が描かれている中でなんとも泥臭い話と見られそうだが、人類が生き続…
種にはそれぞれの「認知」がある十一月初旬のある朝、オランダの動物園でメスのチンパンジーのフラニェが寝床のワラをかき集めて小脇に抱え外へ出て…
私たちは今、何を望むのかヒトゲノム解析計画の発案者の一人ハーバード大学のジョージ・チャーチ教授が受話器を置き、考え込むところから物語は動き…
主観と客観つなぐには人間について考える時知りたくなる一つが意識だろう。科学でこの課題に取り組むなら、当然脳のはたらきを考えることになる。も…
脳内情報処理を総合的に考える時話はアインシュタインの脳から始まる。相対性理論はよく分からないのに、独特の魅力がある。一九五五年、アインシュ…
生き方と研究の急接近考えるべき時「合成生物学」という文字にはどこか怪しげな雰囲気がある。ただ実験室でゼロからマウスをつくりあげるというよう…
人間にしかできないことを考えるタイトルの中にAIを巡るこれからの社会のありようが凝縮されている。読み終ると、今何が問題であり、何をすれば人間…