中村 桂子KEIKO NAKAMURA
公式サイト: http://www.brh.co.jp/about/message/
両親がAI研究者で、引きこもり中の小学六年生悠翔(はると)は、金髪色白の女の子アリスを預かることになる。四年生くらいに見えるが、言葉は話せず…
太平洋戦争の敗戦の年に小学四年生。小学校が終わるまで疎開先で過ごすことになり、食べものだけでなく本にも飢える日が続いた。東京へ戻ってからの…
科学者の本質と開発者の行動力2019年の暮れに中国武漢で感染が始まった新型コロナウイルスとのつき合いは、いつまで続くのだろう。マスク・手洗いを…
私たち、地球を知る大切な一歩探査機「はやぶさ」が、時に音信不通になるなどハラハラさせながらも小惑星イトカワへの往復の旅を全うした時の興奮を…
一度始めてしまった戦争をやめることがどれほど大変か。ロシアのウクライナ侵攻の現状を見ての実感であり、本書の小さな実例から何かを学びたいと思…
地球と人の未来、命を守るため木を植える工業化による利便性を求めて人工環境での暮らしをよしとしてきた現代社会は、地球上の緑を消失させてきた。…
ロシアのウクライナ侵攻とその後の各国の動きを見て、ベルリンの壁崩壊の意味を考えている時に出会った。タイトルは、メルケルドイツ首相(当時)が2…
手元に置いて、時々パッと開いたページのエッセイを読み、写真を眺めるとそこに豊かな時間が生まれる。そんな本だ。48点の写真は、鍋や丸太や道に置…
「洋菓子」が本格的に入ってきた幕末・明治から現在まで、その時代を象徴するお菓子とそれにまつわるエピソードが並ぶ。生菓子・焼き菓子を扱おうと…
差別に反撥し不条理を考える「今の時代、紛争は武力ではなく対話や外交でこそ解決に向かうことが世界の約束ではなかったのか(日本国憲法の前文にも…
脳出血で失った左脳機能を手術と八年間のリハビリで取り戻した脳科学者である著者は、生死の境にあった時、至上の幸福感に包まれたという。この体験…
謎を残す二足歩行と人間の一生初期人類の研究は、たった一つの化石の発見が大きな展開をもたらすので、発見者はそれをもとに自説にこだわり、化石の…
「町医者こそが医師という職業の集大成なのだ」。本書のメッセージはこの結びの言葉に尽きる。九州で野北保造が始めた医院は、四代百年続いている。…
人間の生き方を考え問うAI(人工知能)の解説書を読んでも全体像は見えず、期待と不安がないまぜの落ち着かない気分になるばかりだった。本書で納得…
生き物すべてにあるに違いない哲学教室二十一話からなる動物哲学物語。ツキノワグマ、ニホンザル、ニホンジカ、コウモリ、ザトウクジラ、モグラ、ア…
ヒト生物学、世界を一つにする力に人間とは何か。これまで哲学や宗教など人文学のものとされてきた問いを科学に持ち込めるようになったのが二十一世…
行き当たりばったり戦法で周囲味方J・J・ギブソンが創始した生態心理学の、行為主体と環境とが<ひとつのシステム>を作りあげるという考え方を受け…
結核感染の判定薬として知られるツベルクリンが、当初コッホが開発した治療薬として「過剰な期待感に満ちた集団的な動き」、つまり騒動を引き起こし…
農村医療、つまり地域医療の確立こそ医の原点という信念で若月俊一が創設した佐久総合病院の医長として、その意志を継ぐ著者のウェブ雑誌連載記事を…
難民救え、比類なきリーダーシップロシア軍のウクライナ侵攻により、多くの人がポーランドなどヨーロッパ諸国への避難を余儀なくされた。テレビの画…