1970(昭和45)年岡山市生れ。国際日本文化研究センター准教授。2002年、慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾大学非常勤講師などを経て現職。著書に『武士の家計簿』(新潮ドキュメント賞)、『殿様の通信簿』『近世大名家臣団の社会構造』など。もっと読む
磯田 道史の書評/解説/選評一覧
- 『性欲の研究: エロティック・アジア』(平凡社)磯田 道史
人間と文明に対する根本的な視座あたりまえのことだが、性欲の研究は人間にとって根本的に大切なことである。なぜなら、性欲がなければ人間は生じな…
書評 - 『大隕石衝突の現実―天体衝突からいかに地球をまもるか』(ニュートンプレス)磯田 道史
“忘れているだけ”の宇宙災害に迫る中国古典『列子』に有名な「杞憂(きゆう)」の話がある。杞の国の人は、天が落ちてくると心配しただけではない。…
書評 - 『津波、噴火……日本列島 地震の2000年史』(朝日新聞出版)磯田 道史
いま、災害が変えた社会の歴史に学ぶ春の日差しのなか、古いお宮に残された津波の痕跡を調べに、南三陸を歩いた。瓦礫(がれき)のうえの空は青く、…
書評 - 『吉田松陰: 「日本」を発見した思想家』(筑摩書房)磯田 道史
異なる価値観の雑居する世界構想育む今年のNHKの大河ドラマは「花燃ゆ」(事務局注:本書評執筆は2015年)。幕末長州藩の志士・吉田松陰の妹・文が…
書評 - 『真田四代と信繁』(平凡社)磯田 道史
歴史家の史料批判、推理法を知る今年はNHKの大河ドラマ「真田丸」が放映されて真田信繁関連の出版物が山ほど出ている(ALL REVIEWS事務局注:本書評…
書評