ロリータ
- 著者:ウラジミール・ナボコフ
- 翻訳:河出 孝雄,大久保 康雄
- 出版社:河出書房新社
- 装丁:単行本(ソフトカバー)(300ページ)
- 発売日:1962-00-00
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ここで、『ロリータ』の翻訳について述べておく。アメリカでベストセラーになったすぐ翌年の一九五九年二月に、早くも大久保康雄訳が河出書房新社から上下二冊本として出版された。これがロリータ台風の日本上陸である。ところが、この翻訳に誤訳が多いという批判が起こって、同じく河出書房新社から改訳版が出された。そしてそれが新潮文庫に収録されたのが一九八〇年のことだった。
聴覚がしだいにローの声と波長が合いはじめ、彼女が昔の友だちに出会ったものだからと言っていることに気づいた。(大久保康雄訳)
私の聴覚はだんだんロー放送局に波長が合わされて、気がついてみると、ローは昔の女友達に出会ったとしゃべっているところだった。(拙訳)