
1961年生まれ。ライター、ブックレビュアー。「週刊新潮」「中日新聞」「DIME」などで書評を連載。著書は『そんなに読んで、どうするの?』『どれだけ読めば、気がすむの?』(以上アスペクト)、『文学賞メッタ斬り』『百年の誤読』(以上、共著、ちくま文庫)、『勝てる読書』(河出書房新書)、『読まずに小説書けます…もっと読む
『山ん中の獅見朋成雄』(講談社)
豊崎 由美舞城王太郎が疾走している。どんなレースでも〈スタートでずどんと前に飛び出てがむしゃらに走って体力の持つ限り前に前に進む〉、この物語の主人公…
書評
『阿修羅ガール』(新潮社)
豊崎 由美昨年末、雑誌『ダ・ヴィンチ』に載っていた読者アンケートにニマァ~ッとなった(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2003年)。「来年ブレイクし…
書評
『世界は密室でできている。』(講談社)
豊崎 由美舞城王太郎。ドメスティック・バイオレンス吹き荒れる地方の旧家・奈津川家をめぐる密室殺人事件絡みのファミリー・サーガ『煙か土か食い物』で昨年…
書評
『死神の精度』(文藝春秋)
豊崎 由美断言いたしましょう。来年一月に明らかになる第一三四回直木賞の受賞作品が、早くも決定いたしました。伊坂幸太郎『死神の精度』。これまで『重力ピ…
書評
『チルドレン』(講談社)
豊崎 由美先頃、吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した、ノリにノッてる若手作家が伊坂幸太郎であります。最新刊の『チルドレン』は…
書評
『重力ピエロ』(新潮社)
豊崎 由美「春が二階から落ちてきた」この冒頭のフレーズから読者の気持ちをぐっとつかんで、ラストに至るまで一瞬たりとも握力を緩めない。それが伊坂幸太郎…
書評
『ベルカ、吠えないのか?』(文藝春秋)
豊崎 由美うおんうぉんうおぉ~んっ! って、負け犬のアレじゃありませんの。そんなん流行にのった遠吠えとはちゃうちゃう犬。古川日出男の『ベルカ、吠えない…
書評
『gift』(集英社)
豊崎 由美もったいない……。思わずこぼれる憂慮の眩き。こんなにたくさんのアイディアと語りのスタイルとテクニックを、たった一冊の本の中に詰め込んでしまっ…
書評
『その名にちなんで』(新潮社)
豊崎 由美トヨザキ的評価軸:◎「金の斧(親を質に入れても買って読め)」「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていて…
書評
『サウンドトラック』(集英社)
豊崎 由美幼児期を無人島でサバイブした経験を持つトウタとヒツジコ。日本のアラブ人街で育った性別を自在に操ることができるレニと、彼女/彼に影のようにつ…
書評
『アラビアの夜の種族』(角川書店)
豊崎 由美西暦一七九八年、オスマン帝国支配下にあるカイロ。ナポレオン率いるフランス艦隊がエジプトに攻め込んでくるものの、旧態依然の騎馬兵から成る軍隊…
書評
『忘れられた巨人』(早川書房)
豊崎 由美映画化、舞台化され、世界的ベストセラーになった『わたしを離さないで』から、はや10年(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2015年7月)。カズ…
書評
『告白』(中央公論新社)
豊崎 由美うわあぁぁっ、町田康がやってもうた! 昨年『パンク侍、斬られて候』っちゅうネオ時代小説の傑作をいてこましたばかりやのに(ALL REVIEWS事務局注…
書評
『そんなに読んで、どうするの? --縦横無尽のブックガイド』(アスペクト)
豊崎 由美トヨザキ社長の前口上 江頭2:50的読書世界へようこそすみません、こんなブ厚い本になっちゃって。でも、それでも削りに削りまくって、一〇分の一程…
前書き
『ノリーのおわらない物語』(白水社)
豊崎 由美トヨザキ的評価軸:◎「金の斧(親を質に入れても買って読め)」「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていて…
書評
『ケルベロス第五の首』(国書刊行会)
豊崎 由美トヨザキ的評価軸:◎「金の斧(親を質に入れても買って読め)」「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていて…
書評
『gift』(集英社)
豊崎 由美トヨザキ的評価軸:◎「金の斧(親を質に入れても買って読め)」「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていて…
書評
『裸者と裸者―孤児部隊の世界永久戦争』(角川書店)
豊崎 由美トヨザキ的評価軸:◎「金の斧(親を質に入れても買って読め)」「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていて…
書評
『生首に聞いてみろ』(角川書店)
豊崎 由美トヨザキ的評価軸:「金の斧(親を質に入れても買って読め)」◎「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていて…
書評
『奇跡も語る者がいなければ』(新潮社)
豊崎 由美トヨザキ的評価軸:◎「金の斧(親を質に入れても買って読め)」「銀の斧(図書館で借りられたら読めば―)」「鉄の斧(ブックオフで100円で売っていて…
書評














