
1958(昭和33)年、北海道生れ。フリーライター。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系洋書店勤務の後、『宝島』『別冊宝島』の編集に携わる。1993(平成5)年頃よりライター業に専念。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、コラム、書評、インタビューなど幅広い分野で活躍中。著書に『そうだ、京都に住もう。』『…もっと読む
- 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)永江 朗
英国の子どもたち総務省が7月に発表した人口動態調査によると、日本の総人口は前年に比べて43万人も減った(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は…
書評 - 『2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」』(講談社)永江 朗
2030年はインドが1位か?元職員エドワード・スノーデンによって、米国の国家安全保障局が同盟国に対してすら盗聴を行っていたことが暴露された。も…
書評 - 『思考力』(さくら舎)永江 朗
考えることは難しい勉強ばかりしているとアホになるぞ! 外山滋比古のエッセイ『思考力』を一口にまとめるとこう。知識ばかり蓄えても、考える力は…
書評 - 『なめらかな社会とその敵』(勁草書房)永江 朗
こんな難解な本が売れているなんて!世の中は白か黒かとはっきり分けられるほど単純ではない。悪人は51%悪くて、49%善い。善人は49%悪くて、51%…
書評 - 『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』(集英社)永江 朗
物理にも俳句にも光るセンス一昨年(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2002年)、俳優の本木雅弘氏に読書についてインタビューしたとき、氏が…
書評 - 『人口減少社会の設計―幸福な未来への経済学』(中央公論新社)永江 朗
人口が減っても快適に暮らせるこのまま少子高齢化が進むと、日本は大変なことになるぞ、というのが最近の風潮である。結婚をしない人や子供を持たな…
書評 - 『街場の憂国論』(文藝春秋)永江 朗
内田樹人気を考える書店観察が好きなぼくにとって、晶文社の本はひとつの指標だった。晶文社の本がどう置かれているかで、書店の性格がわかる。しか…
書評 - 『日本の異端文学』(集英社)永江 朗
山田風太郎は異端かいつだったか、コラムニストのえのきどいちろう氏に「せめて本ぐらい好きに読ませてよ。世の中、ままならないことばかりなんだか…
書評 - 『猫のエルは』(講談社)永江 朗
猫の言語能力町田康といえばプードルのスピンクが綴る「スピンク日記」シリーズが人気である。犬の目で見た飼い主ポチの日々。だから町田康は犬派だ…
書評 - 『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(光文社)永江 朗
「常識」の土台を掘ってみよう最近の新書はハリウッドのB級アクション映画みたいになってきた。派手な予告編に誘われて映画館に行くと、なーんだ、…
書評 - 『黙示録』(角川書店)永江 朗
ジェットコースターに乗っている気分待ってました! 全640ページ2段組、原稿用紙にして1400枚の大長編を一気に読んだ。『黙示録』である。『風車祭…
書評 - 『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』(講談社)永江 朗
外向型信仰に疲れた方、どうぞ「巧言令色鮮(こうげんれいしょくすくな)し仁」とか「沈黙は金、雄弁は銀」なんて言われたのは昔の話。今じゃ沈思黙…
書評 - 『起業家』(幻冬舎)永江 朗
プロジェクトXみたいな悪戦苦闘『起業家』はサイバーエージェントの社長のエッセイである。サイバーエージェントというのはIT関連企業で、ひところ…
書評 - 『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』(日本経済新聞出版社)永江 朗
まずは家事の分担!セクハラ、パワハラ、モラハラに続き、最近はマタハラというのがあるそうだ。マタニティー・ハラスメント。妊婦いじめである。妊…
書評 - 『昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来』(日本経済新聞出版社)永江 朗
国家のない社会がいいわけじゃない人類にとって文明とは何か。こんな大風呂敷を広げたようなノンフィクションって久しぶりだ。『昨日までの世界』は…
書評 - 『ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗』(講談社)永江 朗
めちゃくちゃだった円谷プロの実態いやはや、ここまでひどかったとは!円谷英明『ウルトラマンが泣いている』は、円谷英二の孫で、円谷プロ元社長(…
書評 - 『グリード』(講談社)永江 朗
リーマン・ショックって、こういうことだったのか!今年の9月15日は、リーマン・ショック5周年だった。(事務局注:本書評執筆は2013年)いや、お祝…
書評 - 『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)永江 朗
「デートしてください」では成功しない昔から「物は言いよう」という言葉があって、たとえば『広辞苑』では「同じ物事も話し方によってよくも悪くも…
書評 - 『大阪府警暴力団担当刑事――「祝井十吾」の事件簿』(講談社)永江 朗
暴力団の影響の広さに驚愕学生のころバイトしていた美術館が、講堂で映画を上映した。企画担当者は地元暴力団に挨拶にいったそうだ。興行の世界は暴…
書評 - 『狭小邸宅』(集英社)永江 朗
新人社員の地獄の日々朝井リョウの直木賞受賞作『何者』を読んで、「へえ、いまどきの就職活動は大変だなあ」と驚いた人は、ぜひ本書を読んでいただ…
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