1958(昭和33)年、北海道生れ。フリーライター。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系洋書店勤務の後、『宝島』『別冊宝島』の編集に携わる。1993(平成5)年頃よりライター業に専念。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、コラム、書評、インタビューなど幅広い分野で活躍中。著書に『そうだ、京都に住もう。』『…もっと読む
- 『猫のエルは』(講談社)永江 朗
猫の言語能力町田康といえばプードルのスピンクが綴る「スピンク日記」シリーズが人気である。犬の目で見た飼い主ポチの日々。だから町田康は犬派だ…
書評 - 『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(光文社)永江 朗
「常識」の土台を掘ってみよう最近の新書はハリウッドのB級アクション映画みたいになってきた。派手な予告編に誘われて映画館に行くと、なーんだ、…
書評 - 『黙示録』(角川書店)永江 朗
ジェットコースターに乗っている気分待ってました! 全640ページ2段組、原稿用紙にして1400枚の大長編を一気に読んだ。『黙示録』である。『風車祭…
書評 - 『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』(講談社)永江 朗
外向型信仰に疲れた方、どうぞ「巧言令色鮮(こうげんれいしょくすくな)し仁」とか「沈黙は金、雄弁は銀」なんて言われたのは昔の話。今じゃ沈思黙…
書評 - 『起業家』(幻冬舎)永江 朗
プロジェクトXみたいな悪戦苦闘『起業家』はサイバーエージェントの社長のエッセイである。サイバーエージェントというのはIT関連企業で、ひところ…
書評 - 『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』(日本経済新聞出版社)永江 朗
まずは家事の分担!セクハラ、パワハラ、モラハラに続き、最近はマタハラというのがあるそうだ。マタニティー・ハラスメント。妊婦いじめである。妊…
書評 - 『昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来』(日本経済新聞出版社)永江 朗
国家のない社会がいいわけじゃない人類にとって文明とは何か。こんな大風呂敷を広げたようなノンフィクションって久しぶりだ。『昨日までの世界』は…
書評 - 『ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗』(講談社)永江 朗
めちゃくちゃだった円谷プロの実態いやはや、ここまでひどかったとは!円谷英明『ウルトラマンが泣いている』は、円谷英二の孫で、円谷プロ元社長(…
書評 - 『グリード』(講談社)永江 朗
リーマン・ショックって、こういうことだったのか!今年の9月15日は、リーマン・ショック5周年だった。(事務局注:本書評執筆は2013年)いや、お祝…
書評 - 『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)永江 朗
「デートしてください」では成功しない昔から「物は言いよう」という言葉があって、たとえば『広辞苑』では「同じ物事も話し方によってよくも悪くも…
書評 - 『大阪府警暴力団担当刑事――「祝井十吾」の事件簿』(講談社)永江 朗
暴力団の影響の広さに驚愕学生のころバイトしていた美術館が、講堂で映画を上映した。企画担当者は地元暴力団に挨拶にいったそうだ。興行の世界は暴…
書評 - 『狭小邸宅』(集英社)永江 朗
新人社員の地獄の日々朝井リョウの直木賞受賞作『何者』を読んで、「へえ、いまどきの就職活動は大変だなあ」と驚いた人は、ぜひ本書を読んでいただ…
書評 - 『できる大人のモノの言い方大全』(青春出版社)永江 朗
おべんちゃらが言えてこそ大人!書店の店頭に煉瓦のような弁当箱のような分厚い本が積まれている。『できる大人のモノの言い方大全』だ。内容は社交…
書評 - 『今日から使える大人の男のオシャレ塾―男性ファッションの「そもそもどうしたらいいのか?」がわかる』(主婦の友社)永江 朗
ファッションの基本につまずく大阪・梅田のデパート戦争は阪急の圧勝だそうだ。鳴り物入りで参入した三越伊勢丹はパッとしない(ALL REVIEWS事務局…
書評 - 『自選 谷川俊太郎詩集』(岩波書店)永江 朗
あらためて感動した岩波書店の広告を見てびっくりした。岩波文庫で『自選 谷川俊太郎詩集』が出たのだ。岩波文庫といえば文庫の王様、古典・名作の…
書評 - 『冷血』(毎日新聞社)永江 朗
2012年のなかで最高の書物街にクリスマスソングが流れるころ、歯科医師の一家4人が皆殺しにされる。犯人はケータイサイトで知り合った若者2人。目的…
書評 - 『スタンフォードの自分を変える教室』(大和書房)永江 朗
ダイエットがうまくいかない理由ダイエット本や英会話本はベストセラーの定番だ。次から次へと“画期的な方法”が提案される。しかし長続きする人は少…
書評 - 『中国人エリートは日本人をこう見る』(日本経済新聞出版社)永江 朗
中国人エリートと手を結ぶべきか?中国で日本車が売れなくなっている。影響は部品メーカーにまで及ぶ。「尖閣ショック」と呼ぶメディアもあるようだ…
書評 - 『MAKERS 21世紀の産業革命が始まる』(NHK出版)永江 朗
新しいものづくりの時代が来ている工業製品というと、工場じゃないとつくれないものと思っていた。ところが誰もが自分でつくれる時代になりつつある…
書評 - 『中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史』(文藝春秋)永江 朗
昔の中国は新自由主義経済か?日本が中国化している。経済は中国依存だし(中国がくしゃみをすると、日本が風邪をひく)、尖閣問題をきっかけに中国…
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